群発頭痛って?

群発頭痛って?

あまり知られていない病気「群発頭痛」に関する説明です。
自身の経験も織り交ぜつつ、ネットで見つけた情報のまとめです。
個人によって症状や程度、周期・期間などは異なるので、参考程度でお願いします…

特徴

• 症状としては、耐えることができない、猛烈な頭痛。痛みの激しさに死の選択を考えた患者もおり、自殺頭痛とも言われる。
• 発作が発生すると、仕事や勉強などの継続は不可能。話の応対をすることも無理で、会議や打ち合わせ等も不可能。
• 早朝の発作が多いとは言われるものの、昼夜問わず突然発症する。(運転中, 接客中, 睡眠中 関係なく…)
• 体に予兆があると、5分〜10分程度で激痛のピークに達する。その後30分〜3時間程度、猛烈な頭痛が続く。
• 現在、特効薬はなく、痛みがなくなるまで耐えるしかない。効果的な療法は、酸素吸入や注射など、処置の場所・場面が限られるものしかない。

発生率・分布など

• ざっくり言うと、1000人に1人ぐらい(0.1%)。
• 女性より男性の方が患者が多いが、近年は男女比の差は縮まってきている。
• 患者の年齢としては、20代〜40代あたりが多い。歳を重ねると発症が減少してくる。

代表的な症状・見かけた表現

• 頭の片側が猛烈に痛む。こめかみや目の周り、目の裏あたりなど。
• 片側だけ、涙や鼻水などの症状が発生する(自律神経の失調)
• 吐き気
• 震え
• マスクができない。息苦しく、呼吸が困難になる。
• メガネができない。締め付けや重さに耐えられない。
• 音/光/臭い が頭に響く
• 目の裏を熱い火箸で突かれる感覚
• 世界の三大激痛(腎臓結石, 心筋梗塞, 群発頭痛)
• お産と同じぐらいの辛さ

発生周期

• 安定期(寛解期)と、群発期がある。
• 数ヶ月〜2年ぐらいの周期で、群発期が現れる。

　※期間・時間は、個人によって様々らしい

　　

• 群発期の中に、発症時と、安静時がある。
• 1日2〜3回ぐらい〜2日に1回ぐらいの周期で、発作が発症する。
• 発作は、30分〜3時間ほど続く。

　※期間・時間は、個人によって様々らしい

　　

療法

トリプタンの皮下注射(自己注射)

効果が出るまでに10分ほど。痛くなりそうな段階で処方すれば間に合う。

トリプタンの点鼻薬

効果が出るまでに10〜15分ほど。痛くなりそうな段階で処方すれば間に合う。

トリプタンの錠剤

効果が出るまでに30分ほど。群発頭痛は急速に痛みの頂点に達するので、間に合わない可能性大。

酸素吸入

純酸素 1分あたり7L を、15分ほど吸入。

リドカイン

市販薬だとベンザ鼻炎スプレー(点鼻薬)に含まれる。効果は薄い。

ベラパミル

群発頭痛が発症すること自体を防ぐ。群発期に入ったら毎日服用。