QUOVADISのシステム手帳

1年越しで欲しかった、クオバディス社のシステム手帳を購入しました。
昨年の秋にパリに行ったときに、とてもセンスのいい手帳を見つけて、それがクオバディス製の手帳でした。そのとき私が目にしたものは綴じ手帳だったのですが、私に向いているシステム手帳も出しているとのこと。当時使っていたfILOFAXのシステム手帳も気に入っているものだったので、悩んだ結果の乗り替えです。(1年間悩み続けていたワケではなく、手帳の切り替え機会は基本的に1年に1回ですから…)
クオバディスは綴じ手帳が有名で、システム手帳の情報はネット上にもほとんどありません。また、店頭展示もほとんどないため、購入前にその詳細を調べることはできませんでした。
これからリフィルのカスタマイズをしていくこともあり、オリジナル状態の記録を兼ねて 、詳細をレポートします。
手帳のサイズはTimer17(バイブルサイズ)、材質はルナ(本革)、色はキャメルです。

包装箱

クオバディスの公式サイトから通販で購入したので、段ボールもクオバディスのロゴ入りです。
手帳は、イメージカラーである青緑の化粧箱に入っていました。

外観

手帳と保証書です。手帳の右下には、クオバディスのロゴマークがエンボスされています。

カバー内側

裏表紙の裏によくあるようなポケットはありませんが、上部に切り込みがあり、この部分にブロックパッドを差し込むことができます。([ペンホルダー]の説明の写真を参照下さい)

表紙の裏

ポケット類が用意されています。

ロゴのエンボス

そのまんまです・・・

オープンポケット

ここには、ハガキやチケットのようなものが挟めます。

カード挿し

買ったそのままの状態では、微妙に幅が足りません。少々無理に差し込んで使っていれば、そのうち馴染んでくるとは思いますが。

綴じ金具

この手帳を買って唯一、希望と違った部分です。楽天のステーショナリー通販サイトで「リング経20mm」と紹介されていたので安心して買ったのですが、実際は外径30mm(内径26mm)の、かなり大型のものです。
KOLOMAN HANDLER社製のものが使われています。綴じ金具のメーカーというとクラウゼしか知らなかったのですが、google検索によると、クラウゼは2003年にオーストリアの老舗であるKOLOMAN HANDLER社に統合されたそうです。
前にフランクリン・プランナーのスターターキットについてきた黒の合革カバーを使っていたのですが、これに使われていた金具はやや強めの力が必要で、徐々に力をかけていくと突然パチン!と閉まってました。指先を挟んでしまいそうで、いつも慎重に操作していましたが、今回の金具は適度な力で閉まってくれます。

ペンホルダー

カバーの中央、ベルトの内側にあります。外径約10mmまでのペンが装着できます。
写真は、STAEDTLERの avant-garde light を挿してみたものです。このペンは外径約9.4mmですが、ほぼ遊びもなく非常に収まりがいいです。

ダイアリー

クオバディスのトレードマーク、バーチカルタイプのダイアリーです。エレガントなプレステージタイプです。実は届くまでは、1日辺りの記入欄幅が狭いのを憂慮してオリジナルリフィルを作ろうとしていたのですが、実物を見てあまりのデザインの良さに、あっさりK.O.です 。ただ、替えリフィルが他社に比べて非常に高価なので、再来年はどうしようか考え中。(今から再来年の心配かよ・・・)
すぐ後ろに情報リフィルも綴じられており、ここには年間スケジュール, 国際電話番号一覧, 単位換算表などがありますが、すべてフランス語なのでちょっと…　更にはフランスの長期休暇一覧, フランスの公共機関などの電話番号/サイト一覧, ワインの計算表(?)のようなものまで入っていて、これらについては日本にいる間は使う機会が…　ちょっとしたアクセント(もしくは話のネタ?)として捉えられるのなら、なかなかいい と思います。

　

アドレス

ごく普通のアドレス帳です。

出費メモ

出張や旅行での出費を記録するためのメモのようです。裏は横罫のメモ帳になっています。

横罫ノート

普通のノートです。罫幅は5mm、左上のペンの絵がアクセントです。

カラーマップ

フランス, ベルギー, スイスの国別地図、世界の地域ごとの地図です。フランスのRER(高速鉄道)やパリのメトロの路線図も付いていて、フランス好きには楽しいオマケ(?)です。

ポケット類

左から、ファスナー付ポケット, カードポケット, フロッピーポケットです。
ファスナー付ポケットは、透明な素材(半透明ではない)で、中が鮮明に見えるタイプです。下の写真では、参考にメモカードを入れています。ファスナーは指で押さえて閉じるタイプで、オープナーによる出っ張りがありません。カードポケットは、外側に口が開いているので、手帳を運ぶときに背が上になると、口から中身が抜け落ちそうです。
フロッピーポケットは…今となっては出番なさそうですね。こちらはカードポケットと違って、落下防止用のふたがちゃんと付いています。

ディバイダ

かなり肉厚(0.5mm)の、半透明(表面ざらざら)のプラ板が6枚セットされています。

ルーラー

しおりを兼用としたルーラーです。リフィルに綴じると上と下が、それぞれ約3mmずつほど飛び出ます

リフタ

半透明のプラ板でできています。

ブロックパッド

裏に厚紙が付いていて、カバー裏表紙の裏に差し込んで使えます。([ペンホルダー]の説明の写真を参照下さい)　見ての通り、1枚ずつはがせば、リフィルとして綴じ金具に綴じれるように、サイドに綴じ穴が開いています。

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使ってみて

使うこと約半年、なんと、革にヒビが入ってきました。閉じベルトの内側と、付け根部分です。
QuoVadisに聞いてみたところ、半年でヒビが入るような症状は聞いたことないらしく、すぐに「新品交換させてほしい」と回答が来ました。
ヒビが入ってしまったことは残念ですが、対応には非常に好感が持てました。